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キャナマーラ!

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 04 12th, 2009   Yowako  

エリザベスみこし
今日も、わたしはよわこです。
「キャナマーラヘ、イキマセンカ?」イギリス人のリリーさんに誘われました。リリーさんは母のお友達で、大学の先生です。キチンとしたおばさまで、いつも家にいるときはエプロンをしています。日本のお祭に興味あるのかしら?『キャナマーラ』は『かなまら祭』のこと。毎年4月第1日曜に川崎の金山神社で行われるそうです。どんなお祭か、学校の友達に聞いてみたけれど誰も知りません。川崎に住んでいる人さえ知りません。リリーさんによると、人々がお神輿と一緒に仮装パレードするのだそうです。中でもいちばんの目玉は、『エリザベス神輿』というおみこし。わたしは、イギリスの女王様が乗ったおみこしを想像しました。 …おもしろそうだから、行ってみようっと。
京浜川崎から大師線に乗り換えると、小さな電車に人がいっぱい!ほとんどが外国の人です。川崎大師駅で降りてぞろぞろ歩く人波についてゆくと、まもなく金山神社が見えました。小さな可愛らしい神社でした。境内は桜満開、世界中の人があふれています。素敵!インターナショナルなお祭なんだわ!  ……ところが。よく見ると、なななななんじゃこりゃ!ならんだ出店に、エッチなグッズがずらり。歌麿手ぬぐい、歌麿ストラップ、お湯につけるとヌードが浮き出すタオル、そのうえどこを見ても男の人のシンボルだらけです。大きいの小さいの、木製のや金属製のやキャンディもあって、女の子たちがペロペロなめて歩いています。あとで調べたら、このお祭は縁結び、夫婦円満、子授け、エイズ除けを祈願するもので、『歌麿フェスティバル』として日本人より外国人に有名なのだそうです。「イチド、キテミタカッタデ~ス。デモ、イチドクレバ、ジュウブン!」 リリーさんはそう言って、写真をパチパチ撮っています。桜の下で地元のバンドが演奏を始めました。 ♪ とうきょう しんばし しながわ かわさき となりよこはま かわさき! …演奏が終わると司会者が言いました。「『ちょっきんず』のカバー曲、『川崎』でした!さあ、みなさま、いよいよエリザベス神輿の登場です!どうぞごらんくださーい!」  …ピンク色の、巨大な男性のシンボルが、人々の頭上から、ぬ~っと現れました。おみこしをかついでいるのは、お化粧して女装した男の人たち。青空に濃いピンクが、異様なほどくっきり。 …うーん、気絶しそう。桜の木からは人を狂わせる成分が出てると聞いたことがあるけれど、ここではみんな、桜よりシンボルのほうに酔いしれているみたい。
「お疲れさま~!」パレードが終わった頃、半被(はっぴ)を着た地元の人たちが、道ばたで乾杯してました。「今年も無事終わったね。」「よかった、よかった。」 とってもうれしそう。こうして見ると、普通のお祭とちっとも変わりません。お土産に、『とんとこ飴』を買って、帰りの電車に乗りました。「キテミテ、ヨカッタ。オモッタホド、ゲヒンデハ、アリマセンデシタ。タダ… 」「ただ?」「ガイコクジンガ、オオスギテ、イヤデシタ。」リリーさんたら、自分も外国人なのに可笑しい!わたしは帰り道、地面から突起した杭や駐車禁止のポールが、みんな男の人のシンボルに見えて困りました。やれやれ。家に帰って母に話したら、「リリーさんはお神輿をかつがなかったの?」「 …なんで?」「知らなかったっけ?リリーさんて、本当は男なのよ。」 …今度こそ気絶しました。

よわこのお料理レシピ

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 03 27th, 2009   Yowako  

よわこの日記 52
今日も、わたしはよわこです。
母のイラスト展が終わりました。毎日画廊でお客様をお迎えしていた母は、「あー楽しかった!くたびれた!」と、家に帰ったとたんベッドに倒れて眠りこんでしまいました。ときどき、寝言が聞こえてきます。「いらっしゃいませ …うにゃむにゃ。」夢の中にも、お客様が訪ねて来てるみたい。これじゃ当分起きそうもないわ。しかたない…。父は年度末しめきりのお仕事で忙しいし、今日もわたしがごはんを作らなければ!

♪ぱんぱかぱーん 今日は、父から教わった『手早くできるおいしいおかず』を1品、ご紹介します。

『アボカドのアンチョビのせ』 用意するもの: アボカド 1個、アンチョビ 3~4片
作り方: アボカドの種を取って、ひとくち大にスライス。アンチョビを食べやすく切ってアボカドに乗せたら出来上がり。 …たったこれだけで、とっても美味しいです。

「さあ作りましょう!」 …と思ったら、買っておいたはずのアンチョビがありません。お父さんたら、いつのまにか食べちゃったのね。すぐにお買い物に行かなくては。父が、「ついでにクアチの缶詰も買ってきてね。」「はいはい。行ってきます。」品川のカルディでアンチョビの缶詰を買って、五反田の東急ストアでクアチの好物のねこ缶『焼魚定食・まぐろに焼サバのせ』を買って帰りました。
「さあ作りましょう!」 …すると父が、アンチョビの缶を指さして、「これじゃだめ。赤いヒトデのマークのアンチョビじゃないと、美味しくないよ。」…え?ホントに? さらにクアチも、ねこ缶を指さして不満そうに中指を立てています。なになに、『焼サバのせ』じゃなくて、『焼アジのせ』じゃないと美味しくないんだって? …うーん、まったく、わがままな人たち!やれやれ、なんだかちっとも手早くできないみたい。しかたなく、もういちど品川のカルディに行って『赤いヒトデのマークのアンチョビ缶詰』に、五反田の東急ストアに行って『焼アジのせの缶詰』に取り替えてきました。
「気をとり直して、さあ今度こそ作りましょう!」 ♪ るんるん、アボカドを半分に切って、包丁の角で種を抜いたら、皮をするっと剥いてとんとんとん、アンチョビの缶詰をぱこっと開けて切って並べて、缶詰のオイルをたらしたら、あっという間に出来上がり!……ところが。ガーン!ま、まさか、こんなことが起こるなんて… 取り替えてきたのはヒトデのマークのアンチョビじゃなくて、なんと! …ヒトデの缶詰でした。うえ~。

春はたいへん

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 03 02nd, 2009   Yowako  

よこわの日記
今日も、わたしはよわこです。
春一番が吹きました。ふぇ…ふぇ…ふぇっくしょーい!…花粉症の季節です。ぐしゅ。電車に乗ったら、『まわりのこと見えない星人』たちは、みんな『マスク星人』に早変わりしてました。世の中には不思議な人がいっぱいいるのに、この季節だけ、「なあんだ、わたしと同じ人はこの世にいっぱいいるのね!」と、びっくりします。これって安心したような、ちょっとつまんないような気持ちかも。
父も母もわたしもクアチも、みーんな花粉症。家の中は、くしゃみの大合唱。ひどくなると父は、首からトイレットペーパーをぶら下げて仕事しています。わたしも真似していたら、うっかり宅急便のおじさんに見られてしまい、「おじょうちゃん、素敵なネックレスだね~」と、笑われてしまいました。…ああ、恥ずかしかった!
いちばんたいへんなのは、ミーアキャットくん。洟をぐしゅぐしゅたらしながら、「こんなの、はじめてだ!」と怒っています。ナミビアに花粉症はないみたい。「こんなの、はじめてだ!」は、ミーアキャットくんの口ぐせです。うちにきたとき、おなかをすかせていたので、クアチのキャットフードをあげてみたら、「こんなの、はじめてだ!」と、まずそうな顔をしました。晩ごはんのとき、マグロのお刺身を食べていたらジーッと見てるので、一切れあげたら「こんなの、はじめてだ!」と美味しそうに食べました。母に、「それ、本マグロよ。お願いだから、味をおぼえさせないで!」と叱られてしまいました。
ふぇ、ふぇ、ふぇっくしょーい!…ミーアキャットくん、かわいそう。鼻を真っ赤にして、涙をポロポロ流しています。空に浮かんだ月を見上げて、ギターを弾きながら、ジョン・デンバーの「故郷に帰りたい」を歌っています。やっぱりおうちに帰りたいのね。…ヤモリのゲコに相談したら、トランクの転送装置を通ってナミビアに帰してくれるって。よかった!やれやれ、ミーアキャットくん、花粉症の季節が終わったら、また遊びにおいでね。

よわこの日記 050
宿題リポート② ナミビアまとめ
 
ナミビアでいちばん印象にのこったのは、なんといっても赤い砂丘のならんだ大きな風景と、夜空いっぱいの星空でした。国立公園のロッジはどこも清潔だし、食事はホテルのバイキングみたい。お肉も野菜もデザートも山のよう。アフリカというよりは、まるでヨーロッパのリゾート地にいるような感じ。だけどいったん外に出ると何が起こるかわかりません。…お庭を散歩してたら、草叢からシュルルと音がして、突然コブラが立ち上がったからびっくり。頭の中が真っ白になりました。できるだけそおっと、いそいで通り過ぎました。ドキドキしました。振り返ったら追いかけてくるんじゃないかと思って、振り返らずに歩きました。あと90センチ近かったら、コブラのごはんになってたかも。
もうひとつドキドキしたのが帰りの飛行場。ゲートがふたつしかないのですが、帰りの飛行機が出発時間過ぎても掲示されません。そのうちアナウンスが聞こえてみんなぞろぞろ歩き出したので、同じチケット持った人を探して付いていったら、どうにか乗れました。
いちばん嬉しかったのは、ガイドのペンディさんとお友達になれたこと!空港でお別れする前に、メールアドレス交換しました。よわこのサイトも教えてあげました。母が「英語じゃなきゃ読めないわよ。」と言ってますが、ペンディさん見てくれてるよね…。
 
以上、ナミビア日記は終わりです。
日本に帰ったら看板が多いので驚きました。こんなに字の多い風景だったとは…。夕陽が沈むとき、あれがナミビアと同じ太陽かしらと思った。すっごく不思議な感じ。
母はおみやげにナミビアのビールと南アフリカのハチミツと大西洋の塩を買ってきました。わたしはお小遣いが足りないので、いろんな形の石ころを拾ってきました。クラスのお友達に何個かあげたけど嬉しくなかったみたい。…これは失敗。こういう贈り物は、よっぽど親しいお友達じゃないとだめみたいです。そうそう、うちに新しい住人が増えました。トランクを開けたらなんと!ミーアキャットが出てきたのです。やれやれ、いつのまにもぐりこんだのだろう…?

よわこのナミビア日記 ⑨

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 01 16th, 2009   Yowako  

よわこの日記
今日も、わたしはよわこです。
ナミビアの旅も、そろそろ終わりです。今日はエトーシャ国立公園にきました。これから自動車に乗って動物を見学します。
入場料払ってゲートをくぐりました。動物園みたい。でも中は、ダダーンと広いです。22,270k㎡って、多摩動物公園の何倍だろう…。「あれは2ヘクタールだから 20,000㎡。111万倍!」 …ポケットから、久びさにヤモリのゲコ登場。「それって東京都の何倍?」「10倍。四国よりちょっと広い。じゃあね!」そう言ってポケットの宇宙空間に帰っていきました。…ウィキペディアみたいなやつ。四国ってどのくらい広いんだっけ?多摩動物公園が111万個分てことは、とにかく広いってことね!
「こんなに広いとどっちに行っていいかわからないわ。」「動物たち、出てきてくれるかしら…」「だいじょうぶ。ペンディさんが公園事務所で情報集めてましたから。」ラルフおじさんが言いました。
一面サバンナの草原に、道路が続いています。ときどき砂ぼこりをあげながら、ジープがすれ違っていきます。しばらく行くと、オリックスやスプリングボックの群れがいくつか見えました。草むらに首の長い鳥が立っています。シマウマが見えました。わーい、シマウマだシマウマだ!そばで見ると神秘的な縞模様!けどあんまりたくさん現れるもんだから、だんだん「また、シマウマか~」と思うようになりました。たくさんいるって損ね。キリンの親子が、アカシアの木の葉っぱをむしゃむしゃ食べています。ゾウのそばを通るときは、慎重にしなくてはいけませんでした。怒って走ってきたら、車ごとぺしゃんこです。
ゲートが閉まる夕方近くまで走って、わたしたちが見つけた動物は次のとおり。オリックス、インパラ、スプリングボック、ヌー、クドゥ、ダチョウ、シマウマ、ジャッカル、グラウンド・スクイール(地リス)、キリン、ゾウ、ライオン、サイ…。ペンディさんが言うには、好成績だそうです。帰り道、まあるい夕陽が見えました。「見て!あそこにゾウが!」1センチくらいの象のシルエットが、地平線を走っています。黄色い太陽の光にゆらゆらしながら、スローモーションで走っていきます。たった1頭でどこへ向かっているのだろう。 …あんまりうつくしくて涙がでそう。それは、明日ナミビアを発つわたしたちにとって最高のラスト・シーンでした。
「そういえばミーアキャットがいなかったわね。」「ほんと…残念だわ。」ゲートをでるときタカコさんと母が話してました。そのとき、イタチのような細長い動物がならんで道路を横切りました。「…なにあれ、おかしな動物。」「かわいくな~い…」「アビーロードみたい。笑っちゃう。」ペンディさんが、「あれがミーアキャットです。」と言ったから、さあ大変。「ミーアキャットだって?!」「どれどれっ」「ほんとだっ!ミーアキャットだわっ、きゃー、かわいいっ!見てっ、立ち上がったわっ!」車の中は、きゃーっ、きゃっ、きゃっ、きいきいきい、とおおさわぎ。…やれやれ。人間がいちばんおかしな動物かも。

よわこ
新年の抱負を書きます。

父: 去年は煙草をやめました。今年は元日からお仕事です。これといって何も変わりません。

母: 去年ははじめてストリーミングライブをしました。今年は生まれて半世紀…イベントいろいろ計画中です。

わたし: 去年は母とアフリカに行きました。今年は『よわこの日記』をもうすこし早く更新しなくてはと思います。

親戚の滝本おじさんちには、今年赤ちゃんが生まれるので楽しみです。つよこちゃんに借りたハワイ音楽を聴いて寝たら、初夢にアロハシャツ着た『お金の神様』がでてきてお告げがありました。
「景気がわるいときほどへらへら笑ってすごしなさい。されば幸運が訪れるであろう!」
…ホントーかしら?

よわこの日記047
今年は丑年。
2009年はどんな出会いがあるだろう…どきどき
みんな幸せで、いいこといっぱいありますように

今年もよわこドットコムをよろしくお願いします!

よわこのナミビア日記 ⑧

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 12 28th, 2008   Yowako  

よわこの日記 46
今日も、わたしはよわこです。
ナミビアには黒人のひとがいっぱいいますが、ペンディさんはほかのひととちょっと違います。誰よりも静かで、恥ずかしがりやみたい。いつも清潔そうなシャツとコットンパンツで、38歳って聞いたけど高校生くらいに見えます。「今まで何人もの現地ドライバーを雇いましたが、彼ほど優秀な青年はいませんでした。」 …一緒に旅行しているラルフおじさんが言ってます。ラルフさんは旅行好きで行ったことのない国が世界に2つしかないという人だから、きっと本当です。ペンディさんが愛用の携帯はノキア。今回のギャラを貰ったら新機種を買うそうです。趣味はパソコン。「ペンディさんも子どものころ、お友達とテレビゲームやって遊んだの?」聞いたら、村にはゲームなんてなかったから、外で遊んだそうです。ある日川で遊んでたら、仲よしのお友達が目の前でワニに食べられちゃったんだって! …ひええええ。
ナミビアにきてから、気になることがひとつありました。レストランに入ると、経営者とお客さんはみんな白いひと、働いてるのはみんな黒いひと。はっきり分かれています。わたしは学校で習った「植民地」という言葉を思い出しました。ペンディさんがわたしたちと同じテーブルで食事してると、変な顔でじろじろ見るのは白人よりむしろ黒人のひとたちでした。中には露骨に意地悪を言うウェイターもいました。きっと焼もちをやいているのです。同じ色の人に意地悪されるのは、違う色の人にされるよりもっと悲しいはずです。けれど、ペンディさんは困った顔して笑っただけで、別に気にしない様子でした。わたしだったらくやしくて下を向いてしまうのに、ペンディさんはエライと思う。
スワコップムンドの町で、わたしたちは高級ホテルのレストランに入りました。お客さんはみんな、ヨーロッパからきた上流のお金持ち風の人ばかり。わーい素敵!まるでお嬢様になった気分!「こういう店でペンディさんが私たちと一緒にテーブルにつくなんて、昔は考えられなかったことです。」と、ラルフおじさんが言いました。 「ペンディさんが、今は人種差別されなくてよかったね。」母に言うと、「そうね。あたしたちも昔は差別の対象だったんだもの。」 ……え?!それってどういうこと? …ガーン!そうか!考えもしなかった!わたしも有色人種で差別される側だったんだ! …お嬢様から没落した気分。「だいじょうぶ。ここはインターナショナル・テーブルですから。」と、ラルフさんが笑いました。座っているのは白人のラルフさんと東洋人の妻タカコさん、母、黒人のペンディさん。わたしはまわりを見渡して、自分たちのインターナショナル・テーブルが、レストラン中でいちばん素敵なテーブルだと思いました。
その夜、わたしはペンディさんに大鳥神社の厄除けお守りをあげました。旅の記念です。ペンディさんはお返しに小さなペットボトルを差し出しました。なんだろう …中に大西洋の海水が入っています。「僕の村ではこれは魔法の水。玄関にぶら下げると魔物が入ってこられないんだ。」へえ~お塩で清めるのと同じかも… 「ペンディさん、ありがとう!大切にするわ!」次の朝起きたら、なななななんと!ペット・ボトルが空っぽです。これはいったい?!「おかあさん!魔法の水が消えちゃった!」
「ごめん。飲んだらしょっぱいから捨てた。」「  ……。」
やれやれ。しかたないので、ボトルだけ記念に持って帰ることにしました。