あちこたねぇ
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さかなさかなさかな?

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 10 21st, 2010   Yowako  

よわこ
今日も、わたしはよわこです。
父にたのまれて、晩ごはんのおかずを買いにスーパーにきました。今日は少し暑いですが、中はひんやり気持ちいい。えーと、何を買うんだっけ…メモを見ると、サンマ、グレープフルーツ、ネギ、牛乳、…うえ~おとうさんたら、いったい何を作るつもり?
スーパーでは、いろいろな音楽が聞こえてきます。五反田の東急ストアは、なぜかマリアッチが流れていて、おじさんたちの巻き舌のかけ声がにぎやか。店員さんが、ソンブレロかぶって踊りながら出てきそう。おばあちゃんちの近くのマルエツは、よく聞くと男の人が韓流ドラマ風な甘いラブソングを歌っていますが、誰も聞いてなくてかわいそう。
大崎百反通りのライフに行ったときは、たまたまポイント3倍の日で、♪「ポイントポイントポイントポイント、さんばいさんばーい」って、しつこくリピートしてました。お店を出たあとも、「ポイントポイント…」とつい歌ってしまうので困りました。ベルリンから、母のお友達のトンマおばさんがきたとき、「日本の街はどこにいっても音が鳴って、なんてやかましいの!」と言っていましたが、ドイツのスーパーはちがうのかしら…。
魚売り場には、『おさかな天国』がリピートしています。 ♪「さかなさかなさかなー 魚を食べるとー あたまあたまあたまー 頭がよくなるー」のあの歌です。以前はどこのスーパーでも流れていたので、築地の魚市場へ親子で見学に行ったこどもが、「おかあさん、なぜここは歌が聞こえないの?」と言ったそうです。 『おさかな天国』を作曲した柴矢俊彦さんは、ジューシー・フルーツというバンドのギタリストだった人で、なんと母の古いお友達でした。歌っているのは奥さんの裕美さん。わたしはお会いしたことありませんが、母は毎年年賀状をいただいているんだって。あーびっくり!世界はせまい~♪ 『おさかな天国』は、一時『たらこ・たらこ・たらこ』におされてました。たらこを作曲したのは、ゲルニカの上野耕路さん。どうりで妖しげなマイナー調。母は、「ジューシー・フルーツとゲルニカの対決!」なんて喜んでいましたが、魚の方が種類がたくさんあって優勢みたい。
『さかな』も『たらこ』も、『だんご3兄弟』も、『メロンパンのうた』も、同じ言葉をなんどもなんどもくりかえすから、別に聞こうとしなくても、耳からはなれなくなります。そのうち『牛乳の歌』とか『納豆の歌』とか『こんにゃくの歌』とか『にんにくの歌』とか、スーパーじゅうの商品が歌いだしたらどうしよう…!トンマおばさんじゃなくたって、やかましくて耳をふさぎたくなるに違いないわ!
今日も魚売り場では『おさかな天国』が流れてきます。だけど、なんか、あれれ… 
♪「くじらくじらくじらー 鯨を食べるとー あたまあたまあたまー 頭をたたかれるー くじらくじらくじらー 鯨を食べるとー なかまなかまなかまー 仲間はずれさー」
「鯨は魚じゃないわ!」と言ったら、ピタリと止まりました。空耳かしら?
…やれやれ!